猛暑の中、漆喰塗りDIY

8月の引っ越しを目指して自宅の工事も佳境である。昨今の資材調達難、人手不足などで工期も思ったよりも長くかかったが、ひとつの家を建てるとはなんと多くの人の知恵と技術と愛の結晶なのかと毎回現場を訪ねるたびに感動する。在来工法で大工さん達がこんなに丁寧に建ててくださる家を大事にしなくては!と施主側も気持ちが引き締まる。

今回、自ら手を挙げたこととはいえ、梅雨明け直後の奈良で、かつエアコン設置前の部屋の漆喰塗りはかなりの重労働だった。とっても小さな仕事部屋をふたつ塗っただけなのだが、漆喰を塗ること自体よりも熱中症にならないように気を付けることのほうが優先!というほどの暑さ。東京から助っ人に来てくれた友人、Yちゃんに体調を崩さず健康に帰ってもらわなくては、とちょっと緊張した。これが奈良の暑さか、と肌で感じながらも外から入る風の薫りに都会には無いものを感じて、むふふとなる。

今回、奈良に引っ越したら泊まることも無いだろう奈良ホテルを奮発したものの、初日の漆喰塗り作業を終えてチェックイン時は汗みどろの作業服姿の二人(笑)。ホテルの人も私たちが客なのか、従業員なのか分からなかったかも。

シャワーを浴びてさっぱりした後は、夏の疲れを吹き飛ばすために「鰻菊」でかば焼きと白焼きのうな重を満喫。

翌朝のホテルの朝食は茶粥をチョイス。優しいお味が筋肉痛の体を癒してくれます。本当はここから五重塔が見えるはずなんだけど。。。足場に囲まれて修復中。しばし目の前に広がる朝の光に輝く荒池とお庭の緑を眺めてのんびりと。その後作業服に着替えて再び現場へ!

ちなみに今回使った漆喰は素人でも上手に塗れるという日本プラスターの「うま~くヌレール」。大学の友人である社長から直々に簡単なレクチャーを事前に受け、当日に臨んだ。色のチョイスもとてもたくさんあって選ぶのも楽しい「うまくヌレ〜ル」、自宅のメインの壁はもちろんプロに塗ってもらいましたが、こうやって個人のスペースを自分の気に入った色で気軽に塗れるのがとても楽しい!!

後から一部の壁がDIYだったので、固定資産税の評価が少し安くなりそうとも分かって嬉しい限り。

この記事を書いた人

Chrononaut M

慶應義塾大学文学部史学科卒、コロンビア大学ティーチャーズカレッジ英語教授法(TESOL) 修士。Q-Leap株式会社 取締役
2024年に東京から奈良に転居。

外資2社に計10年ほど勤務。その間Chicago、NY、Geneveに計4年駐在。結婚と子育てで一旦仕事を離れ、10年間の専業主婦時代を過ごす。3人の子育て中に再度社会に戻るために本格的に英語をやり直し、2011年にコロンビア大学ティーチャーズカレッジでTESOLを取得、

2014年にビジネス英語研修会社 Q-Leap を愛場吉子と共同設立。企業のエクゼクティブ担当として数多くのプライベートレッスンを現在も手がけている。Q-Leapは今年設立10年を迎えた。「明日の日本代表に真の英語力を!」がスローガン。

コロナ禍にほぼ全てのレッスンがリモートで可能になり、残りの人生は好きなところに住んで好きな仕事をすることに。2024年夏に奈良に転居し、自分の記録として、また多くの人に奈良の魅力を知ってもらいたくChrononaut Naraを立ち上げる。

現在は奈良と東京の2拠点で活動中。奈良8割、東京2割。
推しは、藤原不比等と聖武天皇と早良親王。。。書いているときりがない。