宇陀には美味しいお蕎麦屋さんが何軒もある。一如庵さんはその一軒で、こちらはどこまでも店主のこだわり、食への一貫した思いが伝わってくるお店だ。
本当に辺りには何もない山の中にあるので、車で来る以外に交通手段はなさそうだ。それでも訪れた日曜日、お昼に遅すぎるという時間でもなかったと思うがすでにほぼ売り切れで、なんとか最後のせいろ2枚に夫婦でありついた。ほとんどの客は予約を入れているようだった。
こちらのお薦めの野菜のてんぷらはすでに売り切れていて、せいろだけをいただいたが、出される食器、お茶、室礼のすべてに優しいけれど揺るがない主張を感じ、それはとても心地よいことだった。
私たちで完売となった後も何人も来店していてどこにあろうと良いお店は人気があるのだなあ。。。と実感。
お蕎麦もとても繊細で美味しく、店内の様子を楽しみながら次に来るときは予約して野菜の天せいろを絶対に食べよう、と思って店を後にした。
後日談
そしてつい先日友人夫妻の案内も兼ねてリベンジ。今回は事前にランチ7000円のコースを予約していきました!
予約の電話の時にコースの内容を「どんな感じですか?(品数とか内容とかを聞いたつもり)」と伺ったらご主人が「いい感じです!」と答えられ、「分かりました!」と予約(笑)
お料理の野暮な説明はしないことに。行って食べなきゃわからない。頑張って榛原まで行った人だけが食べられるご馳走だった。友人夫妻はビジネスレベルの会食で東京などであちこち行き倒しているのに「ここ数年で一番だった!」と喜んでくれて、連れて行った甲斐があった。
ほんの一部の写真
「いざいざ奈良」にも紹介されていました
https://nara.jr-central.co.jp/kankou/article/0108/