年に一度、1月8日~10日だけ公開される浄瑠璃寺灌頂堂の秘仏、大日如来様を拝みに行ってきました。奈良から15分ほどの木津川あたりには穏やかな丘陵に囲まれた田園風景がまだまだ残っていて、とても好きなエリアです。

お目当ての大日如来様は灌頂堂という小さなお堂に静かに座られていて、繊細な雰囲気がとっても美しい仏様です。円成寺や半蔵門ミュージアムの大日如来坐像にとても近い印象を持ちましたが、こちらはその小ぶりなお姿に加えて漆や金箔はほとんど落ちていて、逆にそこに身近な印象を持ちました。図々しくも「こんな美しい仏様がうちに欲しい、、、」と思った私は煩悩まみれです
平安時代末から鎌倉時代初頭の慶派の仏師の作と考えられているようです。
お姿が素晴らしくて暫くお堂に座っていました。いろいろな事情で指定を全く受けていない仏様ですが、次々とお詣りの方がいらしては熱心に拝観されていました。

この灌頂堂はお寺の記載によると慶安5年(1652年)の建立だそうです。灌頂とは密教における受戒、心理を授けてもらう儀式を指しますので浄瑠璃寺でもかつてはその儀式が行われていたのでしょう。この灌頂の儀式の本尊であったと思われる不動明王像は今は本堂の中、九体阿弥陀仏の北側に祀られています。
帰り道、参道の途中でお漬物を売っている無人スタンドを発見。美味しそうなので購入しました。この辺りの農家さんのものかしら。お堂で小銭を使い果たした私は千円札しか無かったので小さいとはいえ10袋買うことに誰かへのお土産にします。

この寒波でお堂の中はどちらも脚が痺れるほど寒く、昔の人の厳しい暮らしが偲ばれました。