大文字Godは唯一神、小文字godはたくさんいる神様の一人、なので大抵は複数形のgodsで表される。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、などの神様はGodで、我らがスサノオノミコト、アマテラスオオミカミ、などやギリシャ神話の神々はgodsというわけだ。
日本は昔から神仏習合(古来の神様と仏様を同様に敬う)の考え方で、お寺の中に神社があるのが当たり前。東大寺の修二会という有名な法要の中でさえ雅楽が演奏されたり、お祓いで大麻(おおぬさ=紙垂)を使ったりする。家の中に神棚と仏壇があるのと同じでそこに矛盾はない。神道は五穀豊穣など、日本の国レベルの平安を願い、仏教は個人の救済を願う。godsはたくさんいるから争いの種にならない。Godは一人じゃないと困るから大変だ。
英語を話している時にOMG(Oh my God!)的なことを言いたいとき、Godを直接口にするのははばかられるので”Gosh”や”My goodness”を使うのだと聞いた。一部の海外在住の芸能人とかがよくOMGを連呼しているのを見かけるが、私たちは避けたほうが賢明かもしれない。
全てはリストできないが、「神」を意味する英語にはその他にもdeity、divinity、almighty、supreme being (唯一神を指すことが多い)、Lord (主にキリスト教、ユダヤ教の神)などがある。