God vs gods 日本には神様がたくさんいる

大文字Godは唯一神、小文字godはたくさんいる神様の一人、なので大抵は複数形のgodsで表される。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、などの神様はGodで、我らがスサノオノミコト、アマテラスオオミカミ、などやギリシャ神話の神々はgodsというわけだ。

日本は昔から神仏習合(古来の神様と仏様を同様に敬う)の考え方で、お寺の中に神社があるのが当たり前。東大寺の修二会という有名な法要の中でさえ雅楽が演奏されたり、お祓いで大麻(おおぬさ=紙垂)を使ったりする。家の中に神棚と仏壇があるのと同じでそこに矛盾はない。神道は五穀豊穣など、日本の国レベルの平安を願い、仏教は個人の救済を願う。godsはたくさんいるから争いの種にならない。Godは一人じゃないと困るから大変だ。

英語を話している時にOMG(Oh my God!)的なことを言いたいとき、Godを直接口にするのははばかられるので”Gosh”や”My goodness”を使うのだと聞いた。一部の海外在住の芸能人とかがよくOMGを連呼しているのを見かけるが、私たちは避けたほうが賢明かもしれない。

全てはリストできないが、「神」を意味する英語にはその他にもdeity、divinity、almighty、supreme being (唯一神を指すことが多い)、Lord (主にキリスト教、ユダヤ教の神)などがある。

この記事を書いた人

Chrononaut M

慶應義塾大学文学部史学科卒、コロンビア大学ティーチャーズカレッジ英語教授法(TESOL) 修士。Q-Leap株式会社 取締役
2024年に東京から奈良に転居。

外資2社に計10年ほど勤務。その間Chicago、NY、Geneveに計4年駐在。結婚と子育てで一旦仕事を離れ、10年間の専業主婦時代を過ごす。3人の子育て中に再度社会に戻るために本格的に英語をやり直し、2011年にコロンビア大学ティーチャーズカレッジでTESOLを取得、

2014年にビジネス英語研修会社 Q-Leap を愛場吉子と共同設立。企業のエクゼクティブ担当として数多くのプライベートレッスンを現在も手がけている。Q-Leapは今年設立10年を迎えた。「明日の日本代表に真の英語力を!」がスローガン。

コロナ禍にほぼ全てのレッスンがリモートで可能になり、残りの人生は好きなところに住んで好きな仕事をすることに。2024年夏に奈良に転居し、自分の記録として、また多くの人に奈良の魅力を知ってもらいたくChrononaut Naraを立ち上げる。

現在は奈良と東京の2拠点で活動中。奈良8割、東京2割。
推しは、藤原不比等と聖武天皇と早良親王。。。書いているときりがない。